1. 音質特性の比較
WF-1000XM5 (Sony)
- 低音域:
ソニーらしい力強い低音が特徴。特にEDMやポップスなど、低音を重視する楽曲で迫力のあるサウンドを提供します。 - 中音域:
ボーカルが前面に出てきやすく、明瞭度が高い。歌声やアコースティック楽器がクリアに再現されます。 - 高音域:
滑らかで耳障りが少ない。ただし、シャープさよりも聴き心地を重視したチューニングです。 - サウンドステージ:
やや広めで、臨場感が感じられますが、Technicsよりやや控えめ。
EAH-AZ80 (Technics)
- 低音域:
量感は控えめですが、非常に引き締まった低音を提供。クラシックやジャズなど、楽器の分離感を求めるジャンルに適しています。 - 中音域:
フラットで自然なチューニング。楽器とボーカルのバランスが非常に良いです。 - 高音域:
きらびやかでディテールが細かく表現されます。ハイレゾ音源でその実力が最大限発揮されます。 - サウンドステージ:
非常に広い音場を実現。オーケストラやライブ録音で没入感を提供します。
2. サポートするコーデック
- WF-1000XM5: SBC, AAC, LDAC(ハイレゾ対応)
LDACを使用することで高音質な再生が可能。 - EAH-AZ80: SBC, AAC, LDAC
TechnicsもLDACに対応しており、ハイレゾ音源再生が可能。解像度が非常に高い。
3. ノイズキャンセリング
- WF-1000XM5:
ソニーの最新ノイズキャンセリング技術を搭載しており、静寂の中で音楽を楽しむことが可能。特に低周波のノイズに強い。 - EAH-AZ80:
ソニーほどではないが優れたノイズキャンセリング性能を持つ。外音取り込みモードは自然でクリア。
4. 音楽ジャンル別の適性
- WF-1000XM5:
- EDM、ヒップホップ、ポップス、ロック
- 迫力と重低音を重視する楽曲に適しています。
- EAH-AZ80:
- クラシック、ジャズ、アコースティック、ボーカル重視の楽曲
- 解像度や音場の広がりを求める音楽に適しています。
結論
- WF-1000XM5: 低音重視のパワフルなサウンドを求める方に最適。ノイズキャンセリングも業界トップクラスで、移動中の使用に最適です。
- EAH-AZ80: 自然な音作りと広い音場を求める方に最適。静かな環境で音楽そのものをじっくり楽しみたい人向け。
お好みの音楽ジャンルや使用シーンに応じて選択されると良いでしょう。