「無限列車編」が打ち立てた記録
2020年10月に公開された「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」は、公開から73日間で興行収入324億円を突破し、2001年以来長らく日本映画歴代興行収入1位の座を守ってきた「千と千尋の神隠し」の記録を塗り替えました。最終興行収入は約400億円に達し、世界興行収入でも歴代トップクラスの記録を残しています。
なぜこれほど異例の大ヒットになったのか
鬼滅の刃のヒットの要因は多岐にわたります。まず原作漫画が「週刊少年ジャンプ」で圧倒的な人気を誇り、TVアニメシリーズが丁寧な映像化でファンを獲得していた土台がありました。ufotableによる美麗な作画・エフェクトが映画館で見ることへの強い動機を生み出しました。
成功要因の整理
- 原作・アニメで積み上げた強固なファンベース
- コロナ禍の「久しぶりの映画館」需要との合致
- SNSでの口コミ拡散とリピート鑑賞文化
- 煉獄杏寿郎という強烈なキャラクターの存在
日本アニメ映画への波及効果
鬼滅の成功はアニメ映画業界全体の可能性を広げました。「アニメ映画でも実写と同等またはそれ以上の興行収入が望める」という認識が業界内に定着し、その後の「ONE PIECE FILM RED」などの大ヒットアニメ映画の流れを生み出しました。