芸能人YouTuberの時代

2020年のコロナ禍を機に、多くの芸能人がYouTubeチャンネルを開設した。当初は「テレビの補完メディア」として活用していた芸能人も、今では本格的な動画コンテンツを制作し、チャンネル登録者数を重要な活動指標として捉えている。芸能人YouTubeの「見られ方」も、一般YouTuberとは異なる特有のパターンがある。

トップクラスの芸能人YouTubeチャンネル

2025年時点で国内芸能人のYouTubeチャンネル上位はお笑い芸人が多くを占める。カジサック(梶原雄太)は「カジサックVLOG」で200万超の登録者を誇り、家族・日常・芸能界エピソードなど幅広いコンテンツで継続的な人気を集めている。霜降り明星のせいや・粗品による個人チャンネルも100万超の登録者を維持する。

元スポーツ選手のYouTube成功例

芸能人枠ではないが、元プロ野球選手・サッカー選手のYouTubeチャンネルも芸能界に近い影響力を持つ。中田英寿(NAKATA.TV)・武井壮・元プロ野球選手による「野球解説チャンネル」などは、スポーツ実況・解説・ルーティン動画で数百万の登録者を獲得している。

「テレビでできないことをYouTubeで」戦略

テレビでは放送コードやスポンサーの制約から話せない内容を、YouTubeでは自由に発信できる。「裏話・本音・舞台裏」をコンテンツにした芸能人YouTubeは根強い人気を持つ。特に「芸能界の裏側を暴露する系」チャンネルはバイラル性が高く、チャンネル開設後すぐに多くの登録者を集める傾向がある。

登録者数とテレビ仕事の相関

芸能界では「YouTube登録者数がテレビ出演交渉での切り札になる」という認識が広まっている。特に若い世代向けの商品CM・タイアップでは、YouTube登録者数(=デジタルリーチ)がテレビ視聴率と同等以上に評価されるケースが増えており、「YouTubeで100万人のフォロワーを持つ芸能人」は独自の市場価値を持つ。